- 2009年3月25日 20:53
- 松岡 雄司
- 個別ページ
多くの中小・ベンチャー企業の場合、商品やサービスの一般認知度が低いため、ブランド戦略を立てにくいという事情があります。とは言え、認知度が低いからこそ、商品ブランディング・企業ブランディングに注力する必要がある、とういのも真理ではないでしょうか?
私が思うに、多くの中小・ベンチャー企業は、誰もが着手できるであろう戦略さえも、実践されていません。例えば、商品やサービスに分かりやすい名前をつけてあげること。こうした「ネーミング戦略」は、手っ取り早く実践できる初歩的なブランド戦略だと言えるのではないでしょうか。
「何だそんなことか」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、ネーミングと、実際の価値(ベネフィット)やイメージの一致により、ブランドは始めて確立するものです。
---------------------------------------------------------
登録商標でもある「無印良品」は分かりやすい例です。名前をつけたわけですね。そして、その名前から連想されるイメージやユーザーのベネフィットを合致させた。お手本のようなブランド戦略です。マーケティングやネーミング戦略には、確かに高度な技術を要しますが、早期での成功は望めないにしても実践しなければ何も始まりません。
「無印良品」という記号から連想する
イメージとベネフィット
・シンプルでリーズナブルな商品
・エコな感じ
・自然に優しい
・生活用品が何でも揃う
・センスがいい
言葉とイメージやベネフィットを見事に一致させ、企業ブランドを広く浸透させることに成功しています。これは決して偶然ではなく、戦略あって初めて結実するものなのです。
■[無印良品]
http://www.muji.net/
■水のようでありたい
http://www.muji.net/message/
「ブランド戦略の基本は広告戦略にあり」
名前をつけてあげたら、費用対効果に優れ、かつ口コミとして浸透しやすいWebサイトを活用する。これが中小・ベンチャー企業の戦略では通例です。Web戦略に熱心な企業は、既に自社のブランドづくりに注力しており、その価値を大切に育てようとしています。
当社では、中小・ベンチャー企業がWebサイトを活用することでブランディングを図ることが可能だと考えています。公式サイトとは別の「専門サイト」の制作を手掛ける際には、ブランド戦略を意識した、サイトタイトル、キーワード選定、キャッチコピー、デザインなどを採用するケースが多く、こうした提案がそのままクライアント企業のブランディングに結びつく例も少なくありません。
中小・ベンチャー企業にとって、今後ますますインターネットやWebが身近になります。Webを活用したブランド戦略も当たり前の時代がくるでしょう。まずはできることからすぐに実践してみることをお薦めします。
■勝つための秘訣はネーミングとタイトリング
http://web-consultants.jp/blog/matsuoka/2008/07/post-7.html
■欲求を行動に変える“仕掛け”はコピーにあり
http://www.web-consultants.jp/cs/write01.html
ブランド戦略は名前がないと始まらない|中小・ベンチャー企業向けブランド価値創出法の続きを読む
- 2009年3月23日 08:50
- 松岡 雄司
- 個別ページ
【メールマーケティングにおける必須検討ポイント】
(1)コミュニケーション戦略の立案
(2)評価指標の明確化と重要度の設定
(3)効率的なオペレーションフローの確立
(4)最適なコンテンツの企画・制作、ライティング表現
(5)最適解を発見するための分析と改善
cf.メールマーケティングは「コミュニケーション戦略の立案」から始まる
メールマーケティングに限らず、マーケティングにおけるの最終目的は、多くの場合「ROI」「売上」「利益」などの獲得であり、最終的な成果指標はコンバージョン数や販売数、顧客獲得数などになるかと思います。前回は、この最終目的を達成するための第一ステップについてお話しましたが、今回はマーケティングによって成果を得るために重要な先行指標について見ていきたいと思います。
「配信してから2、3時間という早さで反応が得られる!」
「1週間程度の集計で今回のメール配信の成果が分かる!」
メールマーケティングの経験がある方は、上記のような感動を覚えたことがあるのではないでしょうか? この「即応性」は、Webマーケティングにおいて、大きなアドバンテージになります。
最終的な成果を得られるかどうかは別として、短期間であらゆる先行指標を計測できるのがメールマーケティングの素晴らしいところであり、正しい成果指標のもと、スプリットラン(分割掲載テスト)を繰り返し実施することで、最適解を発見することができるのです。特にご自身でWebサイトをお持ちで、思うようにマーケティングデータが収集できないという方は実施してみる価値があると思います。
DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)
http://web-consultants.jp/cs/write04.html
とは言え、既にメルマガ配信などを実施している方の成功例はごく一部に限られます。多くの方はメールコンテンツの作成が想像以上の重労働であることに加え、効果自体が不明確であるとの理由から挫折します。マーケティング施策へのモチベーションが低下してしまうのです。前者はともかくとして、挫折してしまう多くの理由は、成果指標を見誤り、具体的な施策が打てずに諦めてしまうことにあります。
では、どういった成果指標を重要視すればいいのでしょうか? いわゆる「KPI」-Key Performance Indicator(s)の設定によって、見えるものが変わってきます。
■メールマーケティングの主な先行指標
- 既存ハウスリスト数
- 実際の配信数
- 不達メール数
- 開封数
- 開封率
- 総クリック率
- 総クリック数
- リンク毎のクリック数
- リンク毎のクリック率
- クリック数÷開封数
- コンバージョン数
- コンバージョン率
配信形態にもよるので一概には言えませんが、購読者数の推移ばかりに目が行ったり、また開封率やクリック率といった「対配信数」となる変数によってコンテンツを評価してまったりするケースがあります。
実は上記の指標は、可能な限り計測する必要がありますが、時と場合や評価する対象(見出し、対象者、コンテンツ内容など)によって重要度が変動するのです。
■開封(HTMLメールの場合)
開封の有無は、最終的な成果から、もっとも遠い指標だと言えますが、対配信数で割り出す「開封率」よりも絶対的な指標である「開封数」をマークしておくことが重要です。というのもの、配信数が多ければ多いほど、反応が見えない、いわゆる「サイレント読者」が増えるからです。
つまり読者が増えるほど開封率は下がるようにできているので、開封率で一喜一憂する必要はありません。むしろ絶対指標である「開封数」の推移に目を凝らして、サイレンと読者数を読みきれるかどうかが、マーケティングのコツとなります。
「開封率」があまりにも悪い場合は、データベースそのものの精度が悪いことを意味します。つまり商品や企業にまったく興味を抱いていない読者を多く含むデータベースということです。
■クリック
クリック率は、「Webサイトへどのくらい誘導したか」という指標ですが、先に述べた開封率と密接に関係するので、あてになりません。「開封されたメールの中でどのくらい誘導できたか」という指標こそ重要になります。つまり「クリック数
÷開封数」で出てくる数字や、実際に誘導できた数である「クリック数」そのものに注視するようにします。
ちなみに「クリック数÷開封数」は実際に読んでくれた人をどれだけ誘導できたかという確率ですので、コンテンツの面白さを推し量ることができます。この数字が悪い場合、コンテンツに興味を抱いてくれなかった、あるいはリンクテキストの位置や精度が悪かったことが考えられます。
“読み手の反応”をあらゆる指標から常にマークする、ということが、メールマーケティングの成功の秘訣。他のWebマーケティング手法に比べて、圧倒的に反応を得られるまでの時間が短く、マーケティングデータを短期間で収集できるというメリットを最大限に活かせれば、これほど有用なマーケティング手法は他にないでしょう。特に中小・ベンチャー企業にとっては、費用対効果に優れ、メディア補完に最適なメールマーケティングは最大の武器になり得るはずです。
メールマーケティング成功の鍵|無駄なメール配信をやめるために正しい「KPI」の設定をの続きを読む