YDNのサイトリターゲティングとは?
投稿者:セールスマーケティング部
2013/06/07 15:59
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前回はYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)のインタレストマッチとは?という内容の記事でしたが、今回はまた別のYDN広告掲載方式「サイトリターゲティング広告」について触れてみたいと思います。
YDNのサイトリターゲティングとは?
サイトリターゲティングとは、過去に広告主のサイトに訪問したユーザーが、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)提携サイトのコンテンツページを閲覧した際に、広告を表示する広告掲載方式です。
サイトリターゲティングを利用することで、一度サイトに訪れたユーザーに対して広告を表示することができます。
潜在顧客・顕在顧客の囲い込みと、継続的なコミュニケーションが可能になったと言えるでしょう。
Google アドワーズ広告でいう「リマーケティング広告」になります。
引用元:Yahoo!JAPAN
サイトリターゲティングを始めるには?
サイトリターゲティングを利用する際は、事前にサイトリターゲティング用タグをサイトの全ページに設置し、ユーザーリスト(ユーザーの訪問履歴)を蓄積しておくことが必要です。
※2013年5月27日にYDNサイトリターゲティングの正式配信がスタートしました。
まだ配信を検討されている方も、あらかじめタグの設置を行っておけばユーザーリストを貯めておくことができます。
サイトリターゲティング用タグを取得する
操作手順
1:広告管理ツールの「広告管理:YDN」タブをクリック
2:「アカウント一覧」から当該アカウントをクリック
3:「ツール」タブをクリック
4:「ターゲットリスト管理」をクリック
5:「プライバシーポリシーに必要な記載事項」について規約の内容を確認した上で、「同意する」にチェックを入れ、[サイトリターゲティング用のタグを取得する]ボタンを押す(同意は初回の1回のみ)
引用元:Yahoo!JAPAN
※サイトリターゲティングを利用するにはサイトにプライバシーポリシーに関する項目を記載する必要があります。
参照:プライバシーポリシーに必要な記載事項
サイトにリターゲティング用タグを設置する
上記で取得したタグをコピーし、サイト内全ページに設置します。
設置箇所としましては、/bodyの直前が推奨されています。
※Adwordsのリマーケティングと違い、コンバージョンタグの流用ができない為、
サンクスページを含む全ページにリターゲティング用タグの設置が必要です。
詳細な設定にはなりますが、サンクスページのターゲットリストを作る必要があるという事になります。
サイトリターゲティング広告は、一度サイトに訪れたユーザーに対して広告を配信する機能ですが、それをターゲットリストと組み合わせて配信することで、さらにピンポイントな配信を狙える広告になります。
ターゲットリストの設定
キャンペーンの広告掲載方式にサイトリターゲティングを選択した場合、ターゲットリストの作成と設定が必要となります。
ターゲットリストとは?
サイトを訪れたユーザーの訪問履歴によって、URLなどの任意の条件でグループ分けしたリストのことです。
広告掲載方式がサイトリターゲティングの広告グループにターゲットリストを設定することで、ターゲットリストに含まれるユーザーに対して広告を配信することが可能になります。
※ターゲットリストは1アカウントにつき、デフォルトのターゲットリストを含めて最大100個まで作成できます。
ターゲットリストは、下記の3つの種別に分類されます。
1.ターゲットリスト(デフォルト)
「ターゲットリスト(デフォルト)」は、サイトリターゲティング用タグを発行すると、自動的に作成されます。
サイトリターゲティング用タグを設置したサイトを訪れたユーザーの全ての訪問履歴のリストです。
ターゲットリスト(デフォルト)の例
引用元:Yahoo!JAPAN
2.ターゲットリスト(条件)
1つ以上の条件を指定して、広告を配信する対象のユーザーをグルーピングしたリストです。
下記の例は資料請求ページヘ訪問した事があるユーザーのみに配信する、という設定になります。
ターゲットリスト(条件)の例
引用元:Yahoo!JAPAN
3.ターゲットリスト(組み合わせ)
「ターゲットリスト(デフォルト)」、または「ターゲットリスト(条件)」を組み合わせて広告を配信する対象ユーザーをグルーピングしたリストです。
下記の例では、すべてのサイト訪問者から資料請求ページを訪問したユーザーを除く、という設定になります。
ターゲットリスト(組み合わせ)の例
引用元:Yahoo!JAPAN
上記設定を参考にして、LPに着地したユーザー且つ、申込みに至らなかったユーザーに配信する、
などの設定もできますので、今以上に確度の高いユーザーにアプローチできるのではないでしょうか。
今回は概要と始め方のみの記載に留まりますが、今後、効果的なターゲットリストの作成方法や配信戦略などもアップしていきますので、ぜひご期待ください。
次回は、Googleディスプレイネットワーク(GDN)について触れたいと思います。
【編集担当:今成】