今回のテーマは「平均クリック単価」

投稿者:セールスマーケティング部

2013/07/01 15:30

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これまでご紹介したYahoo!プロモーション広告(スポンサードサーチ・YDN)、Googleアドワーズ、Googleディスプレイネットワーク(GDN)は、全て広告をクリックすることにより料金が発生する「クリック課金型」広告です。

そして、特定の期間内に発生した「広告掲載費」を「総クリック数」で割ると「平均クリック単価」が算出できます。

平均クリック単価を算出する計算式

広告掲載費÷総クリック数=平均クリック単価

(例)広告掲載費が¥500,000で総クリック数が3,000クリックの場合

¥500,000(広告掲載費)÷3,000(クリック数)=¥166(平均クリック単価)

この「平均クリック単価」は「平均CPC」とも呼ばれます。(※CPC=「Cost per Click」の略)

広告主としては、この「平均クリック単価」をできるだけ安く抑えたい!と思っているでしょう。しかし、検索連動型広告はオークション方式なので、広告を出したいと思う人が増えれば増えるほど、キーワードのクリック単価は高騰していきます。つまり、検索数の多いキーワード、すなわちビッグキーワードは自然とクリック単価が高くなります。

クリック単価が高いといわれているキーワード

一般的にクリック単価が高いといわれているキーワード、例えば不動産関係や金融関係のキーワードを、Yahoo!リスティングのキーワードアドバイスツールで調べてみました。(※ちなみに、クリック単価の上限を設定せず仮に上位(1位)に掲載させた場合の予測平均クリック単価です。)

「新築マンション 横浜」→ PC/タブレット:¥3,017 スマートフォン:¥408
「FX キャンペーン」→ PC/タブレット:¥1,251 スマートフォン:¥2,025

(※この予測平均クリック単価は、あくまでも各ツールで出ている推定の平均クリック単価です。実際は、キーワードの品質スコアやそのときの競合他社の状況などでだいぶ変わりますので、あくまでも目安として考えてください。)

このキーワードツールの金額は目安として考えなければいけませんが、仮に追加しようと思っていたキーワードの目安を調べて上記のようなクリック単価が出てきたら入札するのを躊躇してしまうかもしれませんね。

しかしながら、単純に「クリック単価が高い=費用対効果が良くない」というわけではありませんので、費用に見合うだけのリターンが見込めるのであれば上記のようなクリック単価でも入札し続けていくことは間違いではないと思います。

また、PC/タブレットとスマートフォンでは平均CPCが大きく異なる場合もありますので、「エンハンストキャンペーン・ユニファイドキャンペーン」の機能を活用して配信比率を上手く調整しましょう。

「平均CPC」は、より多くの反響を獲得するためのカギとなる指標です。良く見極め効率的な運用を行いましょう!

【編集担当:三浦】

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