CPAとは?
投稿者:セールスマーケティング部
2013/07/16 10:00
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「CPA」(Cost Per Acquisition)
いわゆる、コンバージョンの獲得単価というものです。これは、広告の費用対効果を測るための指標として非常に重要な数値になります。
ただ、費用対効果を測る指標としては、もうひとつ大事な数値があります。
「ROAS」(Return On Advertising Spend)
投資した広告費用の回収率、または広告掲載料金1円あたりの売上額を表す数値です。
「CPO」(Cost per Order)とほぼ同義語になります。
CPAがもてはやされ気味ですが、費用対効果を測るためには上記2つの指標を使い分けることが重要です。今回は2つを対比しながら、ご説明していきます。
CPAについて
CPAは、「1コンバージョンあたりのコスト」のことで、コンバージョンの獲得単価を示します。この数値が低いほど、費用対効果の高い広告だといえるでしょう。計算式は下記のとおりです。
CPA=コスト÷コンバージョン数
たとえば、月間30万円の広告費用をかけてリスティング広告を運用し、60件のコンバージョンが得られた場合のCPAは、「30万円÷60=5000円」となります。
ROASについて
「投資した広告費用の回収率(何倍になって返ってきているか)」のことで、広告掲載料1円あたりの売上額を示します。この数値が高いほど費用対効果が高く、効率的に広告を運用できているといえるでしょう。計算式は下記のとおりです。
ROAS=売上÷コスト×100(%)
たとえば、売上が30万円で広告費用が10万円かかった場合のROASは、「30万円÷10万円×100=300%」となります。これは、広告掲載料1円あたり3円の売上と同様ということです。
CPAとROASの使い分け
CPAとROASは、それぞれの性質を踏まえながら使い分ける必要があります。一般的には、ビジネスの内容によって次の表のように使い分けるとよいでしょう。
リスティング広告の運用では、これらの数値を参考にしながら投資した広告費に対してどれだけの売上や利益がもたらされたかを把握し、改善していくことが重要です。
CPAが想定より高い場合は、コストを抑えるか、コンバージョン数を増加させる対策が必要になります。入札価格の見直し、予算設定の見直し、広告の品質の向上、リンク先URLとリンク先ページの見直しなどの対策を考えていかなければなりません。
ROASが低い場合は、売上をアップさせる施策(クロスセルや単価の高い商品への誘導強化)か、コストを抑える施策が必要になります。コンバージョン率の向上や売上増に結び付くリンク先ページの構築、入札価格と予算設定の見直しなどの対策が考えられるでしょう。
このように上記の2つは非常に重要な指標になりますので、リスティング広告を運用する際には確実に把握して、効率のよい運用を目指していきましょう。
次回は、「アカウント」についてお伝えします。
【編集担当:今成】