タグ管理だけじゃない、Yahoo!タグマネージャーの活用方法
投稿者:セールスマーケティング部
2014/07/23 18:10
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2013年10月30日、ヤフー株式会社がさまざまなタグを一元管理できるタグマネジメントサービス「Yahoo!タグマネージャー」の提供を開始しました。
本サービスは、スポンサードサーチもしくはYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)をご利用のアカウントは原則無料で利用することができます。本来、複数のタグを一括管理するツールですが、一括管理だけではもったいない。さまざまなマーケティングに活用することが可能です。
まずは、Yahooタグマネージャー(YTM)の基本から。
Yahoo!タグマネージャーとは
Yahoo!タグマネージャーとは、さまざまなタグを一元管理できるタグマネジメントサービスです。
現在サイトには、リスティング用、リターゲティング用、コンバージョン用、解析用、etc…と複数のタグが設置されているのではないでしょうか。
Yahoo!タグマネージャーではそれらのタグを一括管理し、Yahoo!タグマネージャーが発行するユニバーサルタグ1つにまとめることができます。
新たなタグの追加も管理画面上で設定するだけで、サイト全ページへの貼り付けが不要になります。
▼主な特徴・メリット
・タグを一元管理し、導入作業の工数を軽減
Yahoo!タグマネージャーを導入するにあたって一番のメリットはこちらではないでしょうか。
管理画面上でタグを選択するだけで該当タグの追加・削除が行えます。
そのため、IT部門や制作会社への依頼が不要となり、工数の大幅な削減が可能になります。
・リアルタイムでエラー検知
管理画面でタグのエラーをリアルタイムで確認できます。
タグ不動作によるデータ取得ロスの防止することが可能です。
・ページの高速化
Yahoo!タグマネージャーは「サーバーダイレクト型」だからサーバーへの負荷が軽減します。
複数のタグを設置しているサイトにありがちな、表示遅延によるユーザーの離脱リスクを防止できます。
活用方法①:Yahoo!タグマネージャーを使うとYahoo!アクセス解析が利用可能に!
Yahoo!アクセス解析はYahoo!タグマネージャーの機能を用いて動作していますので、Yahoo!タグマネージャーを設置することで利用が可能になります。
▼Yahoo!アクセス解析の優れている点
・細かいユーザー属性分析が可能
性別、年齢、地域、ネットリテラシーまでもが分析可能なため、分析結果から具体的なターゲット設定が可能に。
・リアルタイム分析が可能
ユーザーの種類、デバイス、画面サイズ、OSの種類、ブラウザ、参照元、現在見ているページなどの情報をリアルタイムで確認可能。
また、ユーザーの直近の情報(各ページの滞在時間とページの遷移状況)を確認することもできます。
活用方法②:Yahoo!タグマネージャーと組み合わせたリターゲティング広告がオススメ!
Yahoo!タグマネージャーとリターゲティング広告を組み合わせることで細かいセグメント分けが可能となり、見込みの高いユーザーへのアプローチが可能になります。
例えば、滞在時間が1分を超えるユーザーのみにタグを発行したり、画像をクリックしたユーザー、スクロールしたユーザーにタグを発行したりできるため、ターゲットを絞ったアプローチが可能です。
▼設定の一例
ajaxcomlpete:Ajaxリクエストが完了した時に発生
blur:ページやフォーム要素からフォーカスが外れた時に発生
change:フォーム要素の選択、入力内容が変更された時に発生
click:クリックした時に発生
error:画像の読み込み中にエラーが発生した時に発生
focus:ページやフォーム要素にフォーカスが当たった時に発生
keydown:キーを押した時に発生
load:ページや画像の読み込みが完了した時に発生
mouseup:クリックしたマウスを上げた時に発生
mouseout:マウスが離れた時に発生
mouseover:マウスが乗った時に発生
scroll:スクロールした時に発生
最後に・・・
今回はYahoo!タグマネージャーのメリット・活用方法について書かせていただきましたが、使用すればすべてが簡単で、良くなるというものではありません。
現時点でタグをカスタマイズしている場合やタグのバージョンが古い場合には、うまく動作しない場合もあります。
まずは、現状を整理・理解したうえでメリットを感じられる際に導入することをお勧めいたします。
【編集担当:髙田】