4Kで超高画質映像時代到来!?

投稿者:コンテンツ編集課

2014/11/14 09:39

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「4Kテレビ」がメディアで取り上げられるようになりました。

従来のテレビとどこが違うのでしょうか。

4Kテレビ

4Kの「K」は「キロ=1000」を表します。4000という意味です。では何が4000なのか。

「4Kテレビ」の水平画素数が3840(約4000画素)であることから、4Kといいます。

これの何が凄いのかというと、従来のテレビに比べ、圧倒的に画素数が多いことにあります。

既に私達が観ているフルハイビジョンテレビの画素数が

水平画素1920×垂直画素1080=縦横合計約207万画素であるのに対し

4Kテレビは水平画素3840×垂直画素2160=縦横合計約829万画素。

つまり4Kテレビの方が、フルハイビジョンテレビより

4倍も色彩が豊かで、クッキリとした映像になるということです。

4Kは映画館を越える

ちなみに、映画館で現状普及しているプロジェクターの解像度は2K(2048×1080)。

ということは、その上をゆく解像度の4Kテレビは

映画館スクリーンに映像を引き伸ばしても荒れないという超高画質ということになります!

映画館以上のクオリティが家庭にやってくると思えば大変な進化を遂げたものです。

今や各社メーカーがこぞって研究開発を行い、宣伝に力を入れています。

4Kの問題点

このように4Kについて期待を込めて語らせていただきましたが

普及においては、まだ課題も残されています。

まず、4K対応のテレビを買わないとその美しさを堪能できません

フルハイビジョンテレビにやっとの思いで買い替えた方もいるでしょう。

そのような中「次のスタンダードは4Kね!買わないと乗り遅れるぞ!」

というメッセージがCMで流れたり、店頭で声高に叫ばれたりしても、

世間一般のユーザーを一気に動かすには難しいようです。

「買い替えにはまだ早い」という方の声ですが、大体以下の通りになっています。

①   高額

②   (4K対応の)コンテンツが少ない

③   高画質を求めていない(現状で満足)

中には「画質が美しくなったからといって番組が面白くなるわけではない」という意見も。

番組の作り手である放送局もこのような状況を留意してか、4K放送用に機材を急いで全替えする様子もありません。

既に、4Kを通り越し「8K」テレビも出てきてはいますが、このまま画質だけ突っ走っても視聴者や放送局がついていけるのか。

超高画質を普通に楽しむにはもう少し時間がかかりそうです。

世界は既に4Kに向けて動いている

しかし日本が苦戦する中にあっても、タイや韓国をはじめ、世界各国は既に4Kテレビの普及のために動いており、中国に至っては6万を切る破格の値段で販売を始めた事で一躍話題になりました。

価格競争次第では手ごろな値段となり日本国内でも4Kテレビが一気に広まる可能性もあります。

既に日本政府では2020年オリンピックに向け、日本のテレビの普及に向けて動いているというのですから、あと少し先の未来にはかなり期待できそうです!

きたる未来のために、4Kをフルで楽しむ準備として、家を映画館にしておく事をおすすめします!

【編集担当:伊藤】

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