ベトナムIT企業視察出張所感

投稿者:木村 裕紀

2009/02/18 11:07

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こんにちは

 

今回は2月10日から13日で取引先視察訪問でベトナムホーチミンに出張してきたので簡単な所感報告をいたします。

 

結論から申し上げると短期、中期、長期の当社企業戦略を考えるうえで非常に有意義な視察となりました。

今回いろいろな事を記載したい気持ちが多いのですが、様々な制約条件がありますのであまり細かなところの記載は出来ないものですから、感じたことのみを簡単に記載したいと思います。

 

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まずベトナムという国の印象ですが人口8,500万人程度が日本よりやや小さいくらいの国土の中で生きており、GDPの規模でいうと日本の1,5%程度ということでマイナス成長の日本とは逆に毎年5%以上の経済成長の最中にある国です。

そして国民の平均年齢が20代ということで国全体がベンチャー企業(若さ、成長性、勢い、基盤が未完成)という感じの活力を放っておりました。

 

国民性として勤勉で、家族や仲間を大切にし、平和で温厚な方が多いようです。

そんなこともあり、視察先で感じたのはスタッフが非常に純粋な目をして、まっすぐ自分の仕事に取り組んでいる姿勢でした。

経営者として多くの人に接する機会をもち人の可能性を信じている私としては、

彼らのような勤勉性、向学心、成長意欲、柔軟性などをもった方々が3年くらいのスパンでみていくと、相当大きな成長を遂げていくであろうことは実感できました。

 

当社の採用ポリシーも現状の能力ではなく、未来のその方の持つ可能性を見て人材採用、育成をしておりますので

情熱、素直、柔軟、努力、勤勉、チャレンジ、自律、自助、自責の精神

などのキーワードが人の可能性を高める上で重要になってくるのですが、

ベトナムのIT企業で仕事をしているスタッフからはそのようなものを強く感じました。

 

企業の競争力、国力を左右するヒト、モノ、カネ、情報のヒトのリソースと成長発展の可能性が非常に高い潜在ポテンシャルにあるという感じでしょうか。

 

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上の写真はホーチミンの夕方のバイクラッシュの光景です。

まだ電車やバスなどのインフラもないらしく、バイクが一人一台の足変わりということで夕方になるともの凄い勢いでバイクが走っていて圧倒されました。

この強烈なエネルギーや、人々が放つ勢いのようなものを見ていると、今の元気のない日本と対比して精神的な豊かさ、将来や未来への期待、今を生きることの大切さのような人間としての根源的な豊かさや、また現在のような先行き不透明な世界経済の地殻変動の最中で

これからどのような豊かさを日本の社会は追及すべきなのか?

その中でフリーセルはどのような成長の方向性を考えていくべきなのか?

スタッフ一人一人が如何に豊かさを感じられるような会社になっていくべきなのか?

そんなテーマに対しての考えを深める時間にもなりました。

 

日本は一度築いた経済大国の地位から低下をし続け、国全体が大きなビジョンや方向性を長期で持てなくなっている時期ではありますが、まだまだ本当にアーリーステージの経済規模でも、過去の日本が持っていて見失ってしまっているような精神的な豊かさを個人個人がもっている国もあるということは非常に考えさせられます。

 

物心両面での幸せの追求こそが人間としての豊かさであると思いますが、物やお金に偏って経済発展をし、その先のビジョンを見失ってしまい、日本人らしさ、日本人としての豊かさ、自信などをなくしてしまったのかななんてことも感じたりします。

あまりマクロなことを言っていてもしょうがないですが、そんな時代の中ですからこそ、「心、志」といったものを大切に、社内に、お客様に本当の豊かさを提供できる会社になるためにより一層の努力をしていかなければならないと考えております。

 

ざっくりとした所感で申し訳ないですが、我々も発展途上のベンチャー企業として至らぬ点もまだまだある会社ですが、視野を広げ、純粋に柔軟に、チャレンジをする大切さ、仲間との連携、失敗から学び再度チャレンジする姿勢、一人一人の価値報酬を高めていける職場風土などより一層研鑽していくことでお客様のWeb戦略のコンサルタントとして経営課題の解決が出来るような集団を目指して参りますので今後とも何卒よろしくお願いいたします。

 

視察先のベトナム人の責任者の方からも30年以上も追いかけているBigビジョンのお話などもお聞かせいただけ、非常に刺激になりました。

 

今回視察先でお世話になった全ての皆様に感謝申し上げます

それではありがとうございました。

 

平成21年2月18日 木村 裕紀