上級管理職研修を終えて 企業の競争力とは!?
投稿者:木村 裕紀
2008/11/20 17:41
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こんにちは
今回は企業の競争力はどこにあるのかということをテーマに記載してみたいと思います。
当社では現状200名程度のスタッフが日夜、持ち場・役割は違いますが、お客様に 「結果創出」「顧客満足創出」という原理原則を信じて仕事をしております。
現在当社は設立第8期を「飛翔」というテーマのもと、中小・ベンチャー企業向けWebコンサルティングのリーディングカンパニーに向けて大きな飛翔を遂げる1年にすべく仕事をしております。
全社中期経営ビジョンに紐付ける形で23セクションが年度ゴールビジョンと戦略、課題、部門基礎力向上課題などを設定し
経営ボードメンバー以外に21名のリーダーを設定して事業を行っています。
現在私は事業執行部門の経営最高責任者(COO)として仕事をしておりますが、これからの益々多様化していく時代で変化を自ら作り出し生き残れる会社になるためには、軸がぶれないで「何のために?」が共通している出来るだけ多くのリーダーがいる会社を創りたいと思っています。
そこで私のそういった想いから今期7月から11月までの5ヶ月間を用いて21名の上級管理職向けの研修を継続実施してまいりました。
内容としては
マネジメント総合として
・財務諸表知識から分析理解
・組織理解 ナドラーモデル
・成長フェーズ理解 7S
・顧客理解 W3C SWOT
・競合理解 3C
・自社理解 3C SWOT
・事業ドメイン理解 エーベル
・理念・ビジョン理解
などを各種フレームワークと共に学び、合宿でセッションし、協議し、プレゼンし、アクションラーニングで討議しながら理解と改善を繰り返していくという作業を実施してきました。
初夏の頃から始めて、11月の初冬まで毎月2回から3回の研修を皆で実施していくなかで、実施前と実施後で明らかにリーダーとしての考え方のステージが変化してくるリーダーが増えてきました。
リーダーの考え方や意識が変化することで、部下の考え方や意識が変わる、そのことにより戦略理解・実行能力が上がる、戦術レベルの実行能力が上がる、組織行動の質が高まる。
そのことで産まれてくる成果が上質になっていく。
理念・ビジョンがより強固になり理解が深まっていく。
そのなかで様々な視点でセッションすることで新たな連携や価値観、サービスが産まれてくる。
不況が叫ばれる不安定な時期ですが、同業他社もその外部環境は同様です。
そんな時にどれだけ明るいビジョン(将来像)を描き、信念として貫けるリーダーがいるか、連携して色をいれていけるか!?
そんな個としてのソフト力の価値と組織という変数の組み合わせの妙が企業の競争力になり、点で見ると一見同様のステージで競争をしている相手に対して線で差をつけていける要因になるのではないかと真剣に考えております。
当社のWebコンサルタントは経営視点で顧客理解を出来、そこからWeb戦略を通じてソリューションしていく、そんなメンバーが増えてきております。
多くのお客様のお手伝いが出来ますようこれからも精進してまいりますので、宜しくお願いいたします。
最後にこれは社内向けのメッセージで恐縮ですが、これからも会社の成長と共にリーダー、経営者の育成に力を入れていきますので、存分にお客様と真剣勝負させていただき、実力を磨くことでより学びと苦しみの多いステージまで駆け上がってくるメンバーが増えることを期待しています。
長期間に渡りお付き合いいただいた長尾様、コンサルタントのあるべき姿を見せていただき深く御礼申し上げます。
それではありがとうございました。
平成20年11月20日 木村 裕紀