『愚者は過去を語り、 賢者は現在を語り、 狂者は未来を語る』ナポレオン

投稿者:吉田 亮

2008/01/31 23:50

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愚者は過去を語り、 賢者は現在を語り、 狂者は未来を語る。』

言わずと知れた、フランス革命後に帝政を築くにまで至り、王冠を受けたナポレオン1世、ナポレオン・ボナパルトの言葉です。こよなく「不可能」という言葉を愛さなかったナポレオンは、特に名言が多い歴史人ですが、これはさほど有名な部類ではないかもしれません。

ちなみに、ナポレオンは睡眠時間が4時間を切っていたと特有のエピソードがありますが、IT業界では睡眠時間が3時間を切っても不思議なことなどありません。勉強することが無限にあるからです。Webの世界は未だ革命真っただ中というところでしょうか。

ナポレオンが放ったこの言葉は、意識の高度を表している言葉です。そして視線の先を照らし出す言葉です。

私は自分の課において、フリーセル自身が定める社是やビジョン、行動指針とは別に、3つのことを課しています。

・批評家になるな。
・同じ場所にいるな。
・考えて行動しろ。

特に最初の「批評家になるな」は、重要視しており、最も口にする回数は多いかもしれません。
相手を批判、批評するのは簡単です。傍観者が意見を述べることなど、非常に容易いと言えるでしょう。それ自体は、第三者の目から、という意味においては、必要なことではありますが、そこから生まれるモノの比率は、圧倒的に低いと言えます。

国民性とも言えますが、「批評家」という職業が存在するのは、日本くらいです。諸外国では、れっきとした職業を持っている上でコメンテーターとなる場合はありますが、批評家が職業として認められるようなことはまずありません。

この批評家現象は、過去しか語れない状態へと陥り、プロジェクトチームにおいては、何の役にも立ちません。だからこそ、発言内容には注意するよう呼び掛けています。

会社に置き換えてみましょう。

マイナスの社員は不満を語り、優れた社員は現状を見抜き、経営者は未来を語る。

そんなところでしょうか。
視点=成長であれば、その速度は視野の広さにかかっているのかもしれません。

狂者という言い方には語弊があるかと思いますが、まだ訪れぬ時間軸で話をする訳ですから、時に狂者と映ることもあるかもしれません。

未来なき経営は有り得ません。日々語る内容により、その属性は必然と区別されています。

私は狂者ではありませんので、未来を予言し見抜く千里眼も、未来を語る壮大な言葉も持っていません。それでも、進むべき方向は何となく感じています。

未来への視点

そこは目指しています。
それは同義であってもいいのではないか。。。そんな風に考えるのです。
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