『礼儀ほど美しいものはない』渋沢栄一
投稿者:吉田 亮
2007/11/30 14:02
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『礼儀ほど美しいものはない。』
以前にもご紹介しました、渋沢栄一先生の言葉です。きっぱりと『礼儀』を最上級と位置づけてしまう渋沢先生の心意気に、礼儀正しさを感じずにはいられません。
ビジネスには様々な形態があります。
・サービス業
・製造業
・事務職
・企画・立案
・コンサルティング業
それぞれに特色がありますが、内容として大きく異なるのがクライアント様との密接度でしょうか。
Webサイトをお客様のニーズによってご提案し構築する、私どもの仕事などは、
・提案(説明)
・ヒアリング
・スケジューリング
・制作
・確認
・サイト公開
こういった工程が必然としてあり、そのほとんどの期間をお客様と過ごすようなものですので、お客様との関わり合い、関係性は重要視しなければなりません。その中で、意気投合することもあるでしょうし、同じ目的に向かっている訳ですから、本音を言い合えるような仲になることもあるでしょう。
しかし、世の中には、『ノリ』と『無礼講』を履き違えてしまう方がいるような気がします。
友達にまで到ってしまえば、それはもう素晴らしいことですが、付き合いがビジネスである以上は、やはり一線を画す必要はあるはずです。最低限の礼儀すらないようでは、ビジネス的な信頼とは呼べません。『無礼講』とは、礼儀あっての発展系であって、基準は礼儀にあるのです。
同時にこれは、社内にも言えることです。社内だからと言って、お客様の前よりも横柄になっていい訳ではありません。
仕事を頼むであれば、精度高く、礼儀で以って依頼とし、依頼どおりに仕上げてくれれば礼を言う。当たり前の話であって、職種の問題でもなければ立場関係の問題でもありません。
私は特に後者には注意しています。
それは私自身の理念に近いものではありますが、戒めでもあります。同じように、私も仕事を頼まれるのですから。
柔道というスポーツは、勝負の前に一礼し、勝負が決したあと、必ず帯を締め直してから、畳の上をおります。この最初と最後だけは、ルール変更が行われたことがありません。
帯を締めてこそ礼儀
だから美しいのではないか。。。そんな風に考えるのです。
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