『人、城を頼らば 城、人を捨せん』織田信長
投稿者:吉田 亮
2007/09/22 11:12
この記事は約2分で読むことができます。
『人、城を頼らば 城、人を捨せん』
16世紀を熱く生き駆け抜けた戦国武将、織田信長が残した言葉です。
簡単に要約しますと、
「人々が自分や仲間ではなく、城に頼ってしまったら、その城は滅びるであろう」
という意味になります。
この言葉は、経営の本質が「人材」にあることを明確に述べています。「城」とはつまり、現在の「会社」と言うことができるでしょう。当たり前のことなのですが、この当たり前を当たり前にするのはなかなか難しいことでもあります。だからこそ、信長は言葉を発したのだと思います。
私はどんなにWebが進化しても、それを作っているのが「ヒト」であることを決して忘れてはならないと思っています。技術の進歩により、現在はパソコンなり携帯電話なりの端末ひとつで何でもできます。それこそ部屋から一歩も出ることなく、日々を完結できるでしょう。
私達の周りに今あるモノを見れば、それは確かに便利で高度なモノがいつでも何処でも手に入るくらい溢れているようにしか見えないかもしれません。
しかし。
それを生み出した人達が必ずその背景にはいて、勝手に生まれたものではありません。生まれ出ようはずがありません。
そこに在ったのは、
意志。
創造。
全ての事象における「先駆者」「創造者」「先人」達は、多くの失敗と挫折を繰り返し、辛酸を嘗め尽くし、這いずり回って目的に辿り着いてきました。
何事にもヒトが関わっている。ヒトがいなければ何もできない、進まない。
経営学の基本であり、本質です。
異常なる速度で進化を続けるWebの世界。そこで最新の技術を扱っているからこそ、私は日々、部下の言葉に耳を傾け、クライアント様のお話に時間を割いています。
何故なら、
【時代の一番前ではなく、時代のほんの少し後ろにこそ、真実が潜んでいる。】
そう信じているからです。