『最も大切なのは、疑問を持ち続けることである』アインシュタイン
投稿者:吉田 亮
2008/03/31 12:57
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『最も大切なのは、疑問を持ち続けることである。』
相対性理論の生みの親、アルバート・アインシュタインの言葉です。ノーベル物理学賞の受賞者であり、歴史上において最も「天才」という呼称が似合う方かもしれません。アインシュタインは学校での成績はあまり良くなかったと言われています。「先に答えが見えてしまうので、どう解いたか自分でわからなかった」という逸話がありますが、天才、語るに及ばず、といったところでしょうか。
私は経営学科卒ですが文系人間ですので、数学や物理ははっきり言って苦手です。ところが何故か、相対性理論や量子力学、ゲーデルの不完全性原理といった、非常に数学的な書物を、調べ物をしながら読むこともあります。
このあたりを面白いと感じる理由が、「疑問」にあるのだと思います。
数学的な理論や原理は、その字面を見ただけでも難しそうですの、入りにくいというのはあると思いますが、その理論や原理が生まれた発想元は、非常に単純だったりします。
それが「疑問」です。
そのほとんどが、「世界の謎」への体当たりなのです。ひとひらの疑問を解決したいという渇望が、数学者や物理学者にはあるのだと思います。上記のような書物は、意外にも「数式」というのはほとんど出てきません。「数学は哲学」という言葉がありますが、まさにそうなのだと思えます。
勿論、数式に当てはめればアンサーは出ますが、それが本当にアンサーであることに疑問を持った瞬間に、何かが起こる、何かが変わる、のではないでしょうか。
これを経営学的に考えてみましょう。
先に言っておきおますが、おそらく、「答え」はありません。ただ「答えがない」ということに対して、ある種の「答え」は出るはずです(禅問答みたいですね)。
→例えば、「今月の目標」があったとしましょう。
→その目標に対して、計画を立てたとしましょう。
→一ヶ月後、目標を果たすことができました。。。。
ここで何を思い、何を考え、どう動けるかが、ひとつの分かれ道になります。
どのような形の経営であろうと、出たアンサーに対して、納得してしまったら、数式通りの世界です。正解に対して何点かはもらえますが、一回きりのテストでしかないことも事実です。
それはひとつの成功例ではありますが、経営学的に最もやってはいけないことは、「まったく同じことをやり続ける」ことです。更新されないWebサイトが役に立たなくなるのと同じです。
私は、結果に関わらず、月初では、こう思うようにしています。
「何故、もっとできなかったのだろうか?」
疑問とは、常に未来との折衝である。
日々を変化させながら生きている、「生み出せる者」しか疑問は持たない。。。そんな風に考えるのです。
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