IT産業の社会に与えている影響力と今後のあるべき姿

投稿者:杉浦 哲郎

2011/01/19 17:02

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新年明けましておめでとうございます。

本年もご契約頂いているお客様の結果を出して、
少しでも多くの感謝を頂けるよう本社セールスマーケティング2課
沖縄マーケティングセンターのスタッフ一同
より一層WEBマーケティングの知識を高め、研鑽してまいります。

何卒宜しくお願い申し上げます。

さて、新年一回目のコラムですが、

IT産業の社会に与えている影響力と今後のあるべき姿

というテーマについて書かせていただきます。
(難しく、かつ大きなテーマなので私見も交えつつですが書かせていただきます。)

昨年から騒がれたウィキリークスをはじめ、最近のfacebookから
起きた政治問題等、

いい意味でも、悪い意味でも

「人間の感情を大きく動かす事象」

がインターネットを基軸にして起きている事がよく報道で取り上げられています。

今までもインターネットが社会に及ぼしている影響については
かなり取り上げられてきましたが、ここ最近特に社会的に大き
な影響があるニュースがかなり取り上げられているようになっ
てきていると感じております。

インターネットが加速的に普及し始めてわずか10年での出来事。
客観的に考えても凄い時代になったと思います。

自分は、2000年に成人式を迎え、20歳の祝いとして
初めて親にパソコンを買ってもらい、インターネットに
初めて触れました。

凄く楽しいおもちゃを見つけた子供のように
毎日色々な物をインターネットで調べたりして
遊んでいました。

そこから10年間の間に、

CDプレーヤーに変わり携帯型の音楽プレーヤー何万曲も音楽を持ち歩ける時代になり
テレビのCMでSNSのCMが頻繁に打たれる時代になり
政治家までがツイッターを使う時代になりました。

他にもあげたらきりがないほどいい意味での様々な変化がおきました。
(個人的に思う大きな事といえば、この不景気と騒がれるなかでも
大きな雇用を生む産業にもなりました。これは大きな社会貢献だと思います。)

その一方で
知らなくても良かった情報を容易に手に入れられるようになりました。
傷つけなくてもいい人を傷つける事ができるようになりました。
起きなくてもいい戦争が起きて家族を失う人も出てきました。

こちらは大きな負の遺産だと思います。

2000年から2010年までの10年間、
政治面、経済面、文化面等いい意味でも、悪い意味でも
我々が携わっているIT産業は飛躍的なスピードで
世界の文化に大きな影響を与えてきています。

現在もその勢いはさらに加速して様々な事がものすごく速いスピードで進化をし続けると思います。

自宅に居ながら、世界の人と月額数千円のコストで繋がれる便利さがあるからこそ、

「対面しないで情報やサービスを提供できる便利さから生まれるいい意味での発展」
「対面しないからできてしまう言葉や、精神的な暴力等の悪い意味での発展」
というものが「利用する人、サービスを開発・提供する人たちの人間としてのモラル」

によって、常に起きうるものと感じております。

IT産業が加速的に普及、浸透した21世紀初頭を
100年後に自分たちの子孫たちが振り返ったときに、

「歴史上の負の遺産」として語られるのではなく、
「人類の平和と幸福の為のサービスやテクノロジーを沢山生んだ産業」

と思ってもらえるようにならなくてはならないと強く感じております。

そのために、今このIT産業の発展期に生きている自分たちが
どれだけモラルを持って産業を発展させられるかを真剣に
考えていく必要があると思いますし
そのための努力の仕方を産業に関わっている人が全体でますます考えて
いかなくてはならない時代になってくると感じています。

当社も第10期の最終四半期を迎え、4月からは第11期目を迎えます。

当社の考え方に共感頂いてご投資いただいているお客様と、
協業してくださっているお取引先様と、
共に働いていてくれている仲間たち、

皆さまの期待を裏切らず、「共存共栄」していき感謝しあえる
関係を構築できるように尽力したいと考えております。

まだまだ至らぬ点が多々あるかと思いますが、
日々「今より良くなるための努力」
を惜しまず、業務に邁進したいと思います。

本年度もご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い致します。

長文にお付き合い頂きありがとうございました。

杉浦 哲郎