「Webコンサルタント.jp」開設にあたり(自己紹介)

投稿者:小川 悟

2007/09/21 19:27

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 皆様はじめまして。CS(カスタマーサポート)部長の小川です。

 「Webコンサルタント.jp」が無事にスタートできたことを嬉しく思います。当サイトを閲覧されたことがきっかけとなって、中小企業のご経営者様が何かしらのアクションを起こされることに繋がることが私にとってまず目指すべきゴールと考えています。

 

 まずは初回の記事でもありますので、自己紹介からさせて頂きます。

 大学卒業後は、就職活動で企業に入社することができず、学生時代に派遣業務でお世話になっていた某大手広告代理店へ派遣スタッフ(営業アシスタント)として勤務しておりました。試用期間+1年間の契約期間終了後、それまでの経験が活かせ、さらに今後注目されてくると思われたインターネット系のベンチャー企業に正社員として入社。入社後すぐに社内ベンチャーのように発足した「CS部」のスターティングメンバーとして私の新しいキャリアはスタートしました。宣伝・広告には以前から興味があったものの、パソコンは文字入力くらいしかしたことがなかったため最初は仕事になりませんでしたが、周囲の人に教えてもらいながら、同時に自分でも購入してとにかく毎日夜中までWindowsの操作やホームページ制作の基礎のようなものを学んでいました。

 

 2年半の勤務の後で、2002年7月に株式会社フリーセルに転職致しました。渋谷区松涛にあったマンションの小さな一室がオフィスで、私が入社したばかりの頃は社員数もまだ全部で5、6名の会社でした。「CS部」と言っても名ばかりで実質部員は私1名でした。

 2005年下半期以降の、ようやくCS部が組織化されるまでの間は、ほぼ1~3名体制でお客様のサポートをして参りました。その間、現場で学ぶことは多く、殊にお客様に怒られたり励まされたり、お客様に成長させて頂いた点は多くあります。

 

 2007年9月現在、CS部だけで総勢65名を超える規模にまで成長しました。

そこに至るまでには、出会いあり別れあり、大きな壁を乗り越える必要が幾度もありました。まさに人間と同じで「成長にともなう痛み」が付き物で、同時に会社の成長と自身の成長とをシンクロして体感できた期間でもありました。

 

 「若い頃の苦労は買ってでもしろ」という言葉がありますが、当社では「リスクを取れ」と置き換えて言われることがあります。当社は平均年齢の若い会社で、業界未経験の中途入社者で多く構成されてきた会社です。ただでさえ、ありとある業態の中でも新しい部類に入るインターネット業界にあって、未経験者の集団です。努力なくして、何が得られるでしょうか。また、お客様に対しても他の従業員に対しても、その他ステークホルダーとなる方々に何を与えられるというのでしょう。

 「誰かが何とかしてくれる」、「状況がよくならないのは、自分以外の誰かの責任」といった他力本願ではなく、自ら苦悩して発想をしぼり出し、何度も上司からダメだしをもらいながらもプレゼンで納得をもらい、実践しては現場からバッシングをくらい、改善のために諦めずに取り組んでゆく姿勢こそが状況を変えてゆけるのです。

 また、「大変」とは「大きく変わる」と書きます。大きく変化をさせることは、いつでも誰でも大変なことなのです。しかし、変化から逃げていては状況を変えることは出来ません。変化を恐れずに目の前の課題に真摯に取り組み、「どんなことがあっても絶対に諦めない」という信念のもとで一歩一歩解決してゆこうとする姿勢こそが最も重要なのです。

 

 今のCS部も若い組織です。一歩間違えばどうにでもなってしまう組織かもしれません。

 ですが、会社も個人も生まれたての伸び盛りのとき、ましてや何のキャリアもないところからのスタートなのであればなおのこと、失うものより得ることの方が多い筈です。「リスクヘッジ」も大切ですが、「リスクテイク」を心掛けたいものです。

 そうやって苦労して皆で築き上げてきた組織だからこそ、また多くの苦境を乗り越えて努力を続けてきてくれた今のスタッフだからこそ生み出すことのできる、他の何者でもない独自の価値があると信じています。いつの日か、そうした価値の連鎖と淘汰とを繰り返し、質の高い競争優位のバリューチェーンを構築したいと考えています。まだまだ発展途上の組織ではありますが、今後も急速な成長を遂げていきたいと考えています。

 

 そんなCS部のご紹介は次の機会にお話できればと思います。