WEBプロモーションの微差力
投稿者:セールスマーケティング部
2010/10/21 09:39
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最近、斎藤一人さんの「微差力」を読みました。
内容は様々なサイトで紹介されておりますので、割愛させていただきますが、
私が特に共感できたのが「微差が大差を生む」という考え方です。
大差でなければ大差がつかないのであれば打つ手が無い。
ただ、世の中は微差の積み重ねで大差がつく。
微差ならすぐにできるからやった方が得。
確かにその通りだと思います。
本の中では飲食店の例が多く取り上げられていましたが、
確かに私自身も普段の生活を振り返ってみると、
・サラダが食べ放題だから
・店内のBGMがオシャレだから
・店員さんが元気がいいから
など、他愛も無い理由でご飯を食べに行くお店が決まっている気がします。
どれも大したことではないですが、それが無ければそのお店に足を運ばないかもしれません。
そのお店には私と同じ理由で来ている人も少なくないかもしれません。
一人がそのお店に行きたければ何人かで食べに行くので月の売上で考えるとけっこうな差になってきますよね。
これも「微差が大差を生む」ということだと思います。
WEBプロモーションについても同じことが言えます。
当社ではWEBプロモーション全体といった大枠では72項目のチェック項目を設けて、
適切なWEBプロモーションができているかをチェックしております。
例えば72項目のうち各項目を1%だけ改善することを考えてみましょう。
200人中100人が逃げてしまっているサイトであれば、
逃げてしまっている100人のうちたった1人に次のページに進んでもらうだけで1%改善されたことになります。
何となくできそうじゃないですか?
1万人に見てもらって100人がクリックしている広告であれば
クリックしてない9,900人のうちたった1人にクリックしてもらうだけで1%改善です。
これも何となくできそうじゃないですか?
そういった1%改善を72項目積み重ねてみるとどうなるか。
1.01の72乗です。
なんと2倍を超えます!
同じ広告予算であっても、各項目を前月よりも1%改善すれば売上が2倍になる計算です。
最後はちょっと数字遊びになってしまいましたが、微差が大差を生むことは事実です。
「HPを持ってなかったけど、HPを作ったら売上が2倍になった」、
「広告を一切やってなかったけど、広告を出してみたら売上が2倍になった」、
ということはあるかもしれませんが、WEBプロモーションをある程度実施している会社であれば、
「これをやればパフォーマンスが2倍になる」というものは稀かと思います。
それよりも、現状行っている内容を細かくチェックをして、
1%改善を積み重ねる方が現実的です。
実際に私のお客様で、半年で広告の費用対効果が3.5倍になったお客様がいらっしゃいますが、
何か新しいことを行ったわけではなく、すでに活用していたサイト・広告の最適化を行っただけで
そのくらいの変化が起きています。
まさに微差が大差を生んだケースです。
【編集担当:宇野】