90%のWeb担が気づいていない!クリックされるタイトル作法

投稿者:コンテンツ編集課

2013/03/06 15:09

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Web上のテキストとはサクッと斜め読みされるもの。

その中でいかにクリックされるかは、記事タイトル・見出しの付け方にかかっています。Web担当の皆様も、クライアントに幾度となく「タイトルが大事ですよ」と伝えていることでしょう。

Webライティングにおける見出しの付け方のテクニックとして、
・数字を出す
・より具体的なスモールワードを入れる
・キャッチーなフレーズで中身を期待させる
などが語られています。

ニュースサイトなどでトレンドの「合コンで確実に連絡先を聞き出すための5つの方法」のようなタイトルは、だいたいこれらを踏襲していますね。

しかし1日5,000~10,000字のWebライティングを行う私としては、
「興味を引くキャッチーなフレーズ」
の手前にある
「一瞬で認識してもらうための文字コーディネート」
も、非常に重要であると考えます。

具体的にいうと、
「タイトルには意識的にひらがな・カタカナを使うべし」。
可読性が大幅にアップし、クリックされる確率が数倍高まるからです。


●ひらがな挿入で読みにくさを中和しよう

同じ文字数でも、漢字だらけの文章はそれだけで読みにくいもの。
意識したいのは「ひらがな・カタカナによる中和」です。漢字が続く文字列に意図的にひらがな・カタカナを挿入すると可読性を下げずに済みます。ちょっと具体例をご紹介しましょう。

例1)

担々麺の真髄は旨みと辛さ
辛さにヤミツキ!コク旨担々麺

例2)

基礎代謝の向上が基本
基礎代謝アップが重要

いかがでしょうか。ひらがな・カタカナが入ると見た目に抜け感が出て、一気に認識しやすくなります。文字やバナー広告がひしめくWebページにおいては雲泥の差ですね。

応用編として、ひらがな・カタカナの配置による影響を検証してみましょう。
以下は、Yahoo! トップページに掲載されていたコンテンツのタイトルです。

例3)

今週末公開の映画8選
いま見るべき作品は?
いま見るべき作品は?
今週末公開の映画8選

ただ上下を入れ替えただけです。
ですが、冒頭にひらがながあることでテーマをスッと理解できるようになります。また、大半の媒体で「今」と漢字で表現される文字をあえてひらがなにすることで、さらなるアイキャッチになっていますね。


●ひらがなを引き出すための3つのテクニック

ひらがなを味方につけていただくため、Webライティングの現場から誰でも使えるテクニックを伝授します。

①二字熟語を通常の動詞に置き換える
「使用する」「活用する」となる単語を「使う(つかう)」「活かす」に置き換える。

②誰かにしゃべって説明するときの言葉に置き換える
文書だと「長期」「長く」となる単語を「ずっと」、「注意」を「気をつける」などに置き換える。原稿制作に不慣れな方はのっけから文書用のよそいきワードを選びやすく、読みにくい文章になりがちです。そんなときは、誰かにしゃべって説明するときの言葉の繰り出し方を脳内で再現してライティングするといいでしょう。

③あえてひらがな・カタカナにする
「一つ」を「ひとつ」、「楽」を「ラク」、「おすすめ」を「オススメ」と置き換える(例3のYahoo! のように)。

テキストベースのWebページでは、多くの場合でCSSでフォントサイズを設定します。誌面のように単一の文字にメリハリをつけるのは現実的ではありません。一部だけを大きくして強調することができない以上、テキスト内で意図的にアイキャッチを作ることが重要です。

ひらがなを使った見出し付けは、予想以上に可読性を高める効果があります。ユーザーのマウスをクリックさせるためのWebライティングテクニックとして、ぜひお使いください。

【編集担当:武田】

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