ツイッターマーケティング成功への“3つの視点”|企業アカウントこそ「中の人のつぶやき力」が問われる?
投稿者:コンテンツ編集課
2013/06/29 20:45
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こんにちは、コンテンツマーケティング担当の佐藤です。
今回のテーマは、手軽なソーシャルメディアとして活用している企業も増えているツイッター。しかしその一方で、とりわけフェイスブックとの明確な差別化ができずに効果的な運用ができていないという声もよく聞きます。
Web担当者・広報担当者のみなさま、心当たりはありませんか?
こうした悩みの原因は、ズバリ、
「ツイッターというメディアの本質を理解・実践できていないこと」にあります。今回のコラムでは、よりマーケティング効果を高めるためのツイッターマーケティングの基本についてご紹介します。
「ツイッターの特性を利用した3つの視点=“つぶやきテク”」とは?
ユーザーとの“同一化”で共感を呼ぶべし!
先日、サッカーの2014年ブラジルW杯のアジア最終予選で日本が本戦出場を決めた直後に、騒然とする渋谷駅前のスクランブル交差点でのある警察官の誘導が素晴らしいと話題になりました。
のちに「DJポリス」というニックネームが付く彼は、目の前で騒ぐ若者たちを取り締まる警官でありながら「目の前の怖い顔をしたおまわりさんも心のなかではW杯出場を喜んでいます」「おまわりさんもチームメイトです。チームメイトの言うことにも耳を傾けてください」と、心の内を明かすとともに、自らを騒ぐ若者たちと“同一化”することで彼らの共感を呼び、スムーズな誘導を可能にしたのです。
ここで注目したいのは、「相手と同じ目線で呼びかけている」という点。
これは企業のツイッター運用でも非常に大切なポイントです。オフィシャルな情報をただ羅列してURLへ誘導するだけでは、ツイッターをカジュアルに利用するユーザーの心にはなかなか響きません。
親近感を誘い共感を呼ぶには、より“ユーザーライクなツイート”をすることが求められるのです。
「企業広報=無人格」を崩すべし!
通常、企業のWebサイトではブランドイメージや商品イメージを作るため、あるいは正確に情報のみを伝えるために、あえて「無人格(≒顔を見せない・想像させない)」が貫かれます。文章には人格がなく、生活のにおいもありません。しかし、ツイッターではそれを崩し「人格」と「個性」を前面に出すことで、共感を呼ぶことができます。
ツイッターは「中の人」力が問われるメディア!
情報だけでなく、敢えて関係ないこともツイートに交えるのは非常に有効な手段です。
例えば・・・
「夏が来る前に一斉清掃しませんか?エアコン内部のカビやホコリは高圧洗浄で一網打尽です!●●市のエアコンクリーニングは株式会社☓☓へ。今ならキャンペーン実施中!網戸清掃も無料で承ります!詳しくはこちら!http://●●●●●●●●●●」(113文字)
と書くのと、
「いやぁ、ムシムシして嫌な季節ですね(汗) でも我が家は早めにエアコンクリーニングをしたので快適です!蒸し暑さでバテバテだった猫ちゃんも復活~!こんな感じ(画像)。みなさんも良かったらいかがですか~?^^ 今なら無料で網戸掃除もやっちゃいます!http://●●●●●●●●●●」(133文字)
と書くのでは、印象が大きく違うのがわかると思います。
前者はほとんど情報のみを述べており、文章に「人格」や「個性」はありません。一方で後者は個人的な雑談を中心に述べて情報は付け足す程度しかありません。
Webサイトでは前者のような文章が求められますが、コミュニケーションの場でもあるツイッターでは、よりユーザーに近いツイートをしている後者の文章のほうが断然共感を呼ぶことができます。
ツイッターはアカウントの人格が求められる分、“きれいな文章を書くライティング力”よりも、“ユーザー感覚の個性を発揮できる「中の人」力”が問われるメディアと言えるのです。
「リアルタイム性」をツイートに活かすべし!
鮮度の高い情報が現在進行形でどんどんTL(タイムライン)に流れてくるのがツイッターの特徴。これをうまく利用し、次々に更新される「その瞬間のトレンド」をつかむことでより大きな広告効果を生むことができます。
「日本代表W杯本戦出場決定!店内も大盛り上がりです ヾ(*´∀`*)ノ まだ空席がありますので、騒ぎ足りない人はぜひご利用くださーい! 朝まで飲み放題コース1980円http://●●●●●●●●●●」
このように、ツイッターなら、リアルタイムのトレンドを宣伝に盛り込み拡散することが可能。上記の例はほんのわずかな時間のみ有効な宣伝ですが、それを最大限活かすことができるのがツイッターというわけです。リアルタイムの特性を活かして、世間の波を捉える(=ユーザーの目線に立つ)ことで、ユーザーの興味をさらに強く引くことができるのです。
まとめ
以上のように、ツイッターで効果を上げるにはツイッターならではのメディア特性を活かして、「ユーザーとの同一化」「個性(人格)の主張」「リアルタイム性」の3点を心がけること――“TPOをわきまえたツイート力”が求められます。
いつもタキシード姿の無口なマスターは、立ち飲み居酒屋での接客には向かないのと同じなのですね。
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