【フレームワーク】演繹法と帰納法

投稿者:セールスマーケティング部

2013/07/08 10:06

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WEB戦略を立案する上で、手元にある情報を頭の中で組み立てることはかなり難易度が高いと思います。
まずは、「フレームワーク」を用い、情報整理をすることがWEBコンサルティングの第一歩になります。

私は、担当するお客様の事業分析と機会を整理するためにフレームワークを使っています。
また、フレームワークを使うことで、物事を論理的かつ客観的にとらえることができ、事象の根拠を示しつつ、説明することが出来ます。
コンサルティングに限らず、フレームワークはビジネスの場所を問わず利用できるため、必須のビジネススキルと言っても過言ではないでしょう。

その中で、代表的なものとしては、3C分析、SWOT分析などがありますが、今回はフレームワークの基礎とも言える「演繹法と帰納法」について解説していきます。

演繹法

1つの事象から異なる結論を導く論理思考

帰納法

複数の事象から1つの結論を導く論理思考

WEBマーケティングでの活用

WEB担当者の方などは、言葉は知らなくてもすでに実行している方も多いと思います。

例えばですが、

直帰率が高いページがある

原因はなにがあるだろう?と考えた場合

1.集客しているキーワードが良くない。
2.広告からの着地先ページの指定が良くない。
3.ページ内に配置している文言や見栄えがよくない

などが考えられます。

これは「演繹法」に該当します。

「帰納法」の場合は事象から推測を立てることになり、

1.CVしているユーザーはAというページを必ずみる
2.「B」というキーワードを入力して訪問したユーザーはCVする割合が高い

上記の事象から
「B」というキーワードで訪問したユーザーに「A」のページを見せることで、CV数と率が上がる
という推測が成り立ちます。

演繹法と帰納法の使い分けを理解し、ビジネスで積極的に使う!という意識を持つことで、自然と論理的な説明を行うことが出来ます。
加えて、WEBコンサルティングというサービスを行う上で、根拠がない助言は説得材料に欠けるため、演繹法と帰納法は必要不可欠なスキルになります。

まずは、論理的思考を持つための練習を行いましょう。
身の回りにあるものを演繹法を用いて考えてみるのもいいと思います。

なぜ、iPadは売れるのか?

または、
なぜ、自分は働いているのか?

といったように、大きな観点から物事をひも解いていくことで、普段なら考えもしないであろう新しい自分に出会えるかもしれません。

ここで重要なことは、決して頭の中で描くのではなく、紙やデータといった目視出来る媒体にアウトプットすることです。
次回は、演繹法と帰納法を用いたロジックツリーについて触れたいと思います。

【編集担当:佐野】

Webコンサルティング