実例から見るブログ、Facebook、Twitterの活用方法
投稿者:Webマーケティング部
2013/09/07 13:43
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Facebookに代表されるSNSやtwitterなどが、一時期大きな広がりを見せ、私も担当させていただいているお客様から「Facebookやりたいんだけど・・・」というお声をよくいただいておりました。
しかし、始めてみたものの、どのように使えばいいのか分からない、ということで、アカウントをつくっただけ、というケースもよく見られます。
ブログは以前からあるもので、ご利用されている方も多いと思います。一時期ステマ(ステルスマーケティング)が大きくとりだたされ、かつ、Facebook、twitterのように手軽にできるサービスの台頭で、「ブログの時代はもう終わった」ということを言う人もちらほらいました。
webサイトへの集客方法として、検索エンジンによる自然検索だけでなく、Facebook、twitterをうまく活用することで、より多くのユーザーを集客することができます。
また、ブログの時代は終わってはいなく、むしろ集客ツールとして大変有効なのです。
それぞれのメリット・デメリット
しかし、ただアカウントを開設すればいいのではなく、それぞれの特性を活かした運用が重要になります。
ここで、私なりのそれぞれのメリットデメリットをまとめてみました。
サービス |
メリット |
デメリット |
ブログ | ・詳しく文章を書ける、写真などを掲載できる
・自由度が高い(デザインもカスタマイズもできるなど) ・会員制ではないので、閲覧できるユーザーに制限がない |
・更新するのに時間がかかってしまう
・閲覧できるユーザーに制限がない分、誹謗中傷される可能性もある ・コメント欄でのやり取りもそこまで深くないものが中心となる |
・お互いの顔が分かるため、過度の誹謗中傷に発展するケースが少ない
・趣味・嗜好が近い、同じ地域(現在住んでいる場所、出身地など)のユーザーがつながっていることが多い ・趣味・嗜好が近いユーザーのつながりがあるため、「いいね!」ボタンによる拡散効果が期待できる ・比較的タイムリーに情報発信ができる |
・会員制のため、ブログに比べ、情報発信できるユーザーに限りがある
・個人情報の保護に注意する必要がある ・長文、詳しい内容には不向き ・場合によっては、趣味・嗜好が似たユーザーが集まるので、意見に偏りが生まれる可能性がある |
|
・一番タイムリーに情報を発信することができる
・リツイートなどによる拡散が期待できる |
・文字数制限がある
・誤った、不適切な情報を流し、拡散してしまった場合、削除しても完全に消すことができない、炎上する可能性が大きい ・長文、詳しい内容には不向き |
特にtwitterは最近、不適切な発言や行動の画像をツイートしたことで、炎上、訴訟問題にまで発展するケースも出てきており、使い方を誤ってしまうと、大きな被害を受けるリスクもあります。
特徴を活かした運用方法を
それぞれメリット、デメリットはありますが、それをきちんと把握し、適切なサービスを活用することで、集客ツールとして期待できます。ここで、私が担当させていただいているお客様の実例を交えながら活用方法をご紹介したいと思います。
ブログ
あるスクール系企業のお客様は、ブログで定期的にリアルな講義内容を紹介したり、新しい講座の紹介などを行っています。記事の内容もしっかり写真を交えているので、臨場感が伝わりやすく、定期的に購読したいような内容になっています。
このお客様はブログ経由でwebサイトへユーザーが流入し、お問い合わせにつながっています。
ブログを運用するうえでのポイント
- きちんと自社のサービスに結びついた記事を書く
- 可能な限り写真なども交え、臨場感を感じられる、視覚的にも伝わりやすい構成を心掛ける
- サイトURLを記載する、リンクをはる
- 定期的に更新をする
- ブログは検索エンジンの検索結果にも反映されるため、記事のタイトルや内容に含むキーワードを意識する
また、ある店舗を展開されているお客様は、自社でもブログを運用していますが、一般ユーザーがお客様の店舗の記事を書くことで、そこからの広がり、webサイトへの集客経路になっています。
このように、ブログは運用方法を適切に行うことで、十分な集客ツールとして活用できます。
あるカウンセリング業界のお客様は、セミナーや、ワークショップなど、定期的にイベントを開催しています。その開催情報をFacebookに投稿することで、毎回満席、または満席近くになっています。
Facebookは趣味・嗜好が近いユーザーがいいね!ボタンをすでに押しており、そのユーザーのタイムラインにイベント開催の告知が表示されるため、集客しやすい、ということになります。
また、ブログを更新した際にもFacebookで告知を行うことで、Facebook⇒ブログ⇒webサイト、という流れもできます。
Facebookを運用するうえでのポイント
- きちんと自社のサービスに結びついた内容を書く
- 趣味・嗜好が近いユーザーのつながりがあるので、できるだけそのユーザーが魅力を感じるような内容を書く
- 場合によっては、ブログの更新情報を掲載し、ブログへの誘導経路としても活用する
- 定期的に更新をする
ユーザーはタイムラインに表示されている記事を閲覧する時間はそう長くないので、できるだけ簡潔に・要点が伝わりやすいようにすることがポイントです。
こちらも店舗を展開しているお客様ですが、比較的予約に空きがある日の午前中に「本日~時に空きがあります」「~時から~時まで比較的余裕がございます」というように、タイムリーな店舗の状況をツイートすることで、集客をアップさせています。ユーザーとしては、行きたいとは思っているけど、webサイトを見て、空き状況を確認する、電話して確認するのはめんどくさい・・・、という心理の中、店舗側からそのような情報がツイートされると、大変便利かと思います。
また、ブログを更新した際にもFacebook同様、告知を行うことで、twitter⇒ブログ⇒webサイト、という流れもできます。
さらに、twitterは手軽にツイートできるので、一般ユーザーがその店舗に言ってきた感想をツイート⇒拡散、という流れもでき、新規顧客開拓にも一役かっています。
twitterを運用するうえでのポイント
- タイムリーな情報、いち早く広めたい情報はTwitterで
- 文字数制限があるので、内容は簡潔に
- ツイートするだけでなく、リツイート、リプライもする
- 定期的に更新をする
twitterの注意点としては、上記にも記載しましたが、拡散されやすいので、誤った情報や不適切な情報を展開しないようにしましょう。
まとめ
検索エンジン以外の集客経路としてブログ、Facebook、twitterを紹介させていただきましたが、
- 定期的に更新をする
- 自社のサービスに合った内容を書く
- 状況や内容に合わせたものを選択する
が運用するにあたっての最低条件、ポイントです。
様々なwebサービスがある中、自社のことを改めて考え、適切なwebサービスを選択、運用することで、より集客を強化していきましょう。
もし、どのようなwebサービスを利用すればいいか分からない、活用方法が分からない、という方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
【編集担当:山田 尚志】