オンラインからオフラインへ O2O

投稿者:Webマーケティング部

2014/01/17 17:33

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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
年明けと言えば、2014年の動向予測などをご紹介するのが一般的かと思いますが、今回は「O2O(オー・ツー・オー)」についてご紹介したいと思います。
というのも、私は美容関係のお客様を担当させていただくことが多く、最近「O2O」を強く意識しているお客様が増えてきたためです。

O2O(オー・ツー・オー)とは?

O2Oとは「Online to Offline」の略で、オンライン(Web)を活用した情報発信を基に、ユーザーを店舗などのオフラインへ誘導して、購買に結び付けるプロモーション手法です。

O2Oのイメージ

例えば、FacebookやtwitterのようなSNSでおすすめ商品を紹介する、Webサイトで「ネット限定20%OFF」などのクーポンを発行し、購買意欲を高めて来店誘導して購買に結び付ける、などがあります。
その他にも、ECショップで購入される商品や、それを購入するユーザーのデータを蓄積し、そのデータを実店舗の販売に生かすというケースもO2Oになります。

他にもまだあるO2O

上記の他に、Webサイトで会員登録をしてもらい、登録したユーザーに対してメルマガを配信、そのメルマガ内でクーポンを発行し、来店・購買へ結びつけるという方法もあります。

これは、私が実際に担当させていただいているお客様も検討している方法で、新規ユーザーの獲得だけでなく、継続的な来店を促す効果も期待できます。

さらに、登録ユーザー数が増加しているメールアプリ「LINE」を使ってO2Oを行っているお客様もいらっしゃいます。

上の画像のようにLINEのQRコードをWebサイトに掲載してユーザーに登録してもらう、その後はLINEにてキャンペーン情報などを展開することで、店舗への集客を図ろうというものです。QRコードならメールフォームからの会員登録よりも簡単で、かつLINEの情報はユーザーのスマートフォンに届くので、お手軽でお得な情報をすぐにユーザーに伝えることができます。

「オンライン⇒オフライン⇒オンライン⇒オフライン・・・」と循環型へ

O2Oは基本的にオンラインからオフラインへ、ネットからの情報を起点に店舗への誘導を図るものですが、オンライン⇒オフライン⇒オンライン⇒オフライン・・・と循環型で継続していくことも可能です。

以下も、私が担当させていただいているエステサロンのお客様の例です。

  1. 1.Webサイトにて、Web限定のキャンペーン価格、トライアルコースを展開してユーザーの来店を促す
  2. 2.来店したユーザーにはポイントが付与される
  3. 3.そのポイントはオリジナルコスメ、グッズを販売しているECサイトで使用できるので、ユーザーはECサイトにて購入する
  4. 4.定期的に施術を受ける、また施術とコスメを一緒に使用することでより効果が高まるため、ユーザーは定期的に実店舗に来店する
  5. 5.コスメがなくなったら、再度ECサイトにて購入する

実際に、このようなサイクルを構築することができています。
このエステサロン様は、店舗への来店者数もECサイトでの売上も増加しています。

このように、オンラインからオフラインの一方通行ではなく、オンライン⇒オフライン⇒オンライン・・・と循環型へ発展させることも可能です。

O2Oの今後

スマートフォンや、Facebook、twitterの普及により、O2Oも徐々に浸透してきていますが、まだまだこれから大きな可能性を秘めています。

上記実例のほかにも、手法はまだまだたくさんあります。さらに、オンライン起点の循環型の逆で、オフライン起点の循環型も可能性としてあります。

リアルビジネスと連携するO2Oの施策検討もWebサイト運営担当者様の重要な役割になってきます。自社がユーザーに提供できる価値を考え、その提供手段として、Webサイト、スマートフォン、ソーシャルメディアを組み合わせたO2Oをご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。

【編集担当:山田 尚志】

Webマーケティング