使っているのはIE?FF?ブラウザのシェア率の謎に迫る!

投稿者:Webマーケティング部

2008/10/31 10:27

この記事は約5分で読むことができます。

ブラウザは何を使っていますか?』
ブラウザとは?

Webページを閲覧するためのアプリケーションソフト。インターネットからHTMLファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどをダウンロードし、レイアウトを解析して表示・再生する。【参考:IT用語辞典 e-Words

むしろ難しくなってしまった説明ですが、要するに、

Webサイトを見るモノ

です。

パソコンでインターネットを使わない人はさすがにほとんどいなくなったと思いますが、Webサイトを閲覧するときには、必ず【ブラウザ】が必要になります。今、このページを見ている時点で、ブラウザは使っています。当たり前の人には何を言ってるんだ、という話かもしれませんが、わざわざこの説明をしたのは、

シェア率

から必要だと判断したからです。

その答えは、後程わかるでしょう。

 

名前だけでも知っているような有名なところを簡単に言うと、

Internet Explorer6(IE6)

Internet Explorer7(IE7)

Firefox2(FF2)

Firefox3(FF3)

Safari2

Safari3

視覚的にもこんな感じでしょうか。

誤解を恐れずに言わせてもらいますと、IEは一般人を含めて色々な方が良く使うブラウザ、FFは業界人が良く使うブラウザ、と何となく区別はできるかもしれません。

もっとも、Webサイトの制作に携わっていない人からすれば、『ブラウザが何か』なんて意識すらしたことがないでしょうから、この名称やバージョン自体(数字がバージョン)、無意味な説明かもしれませんね。

 

では、ブラウザのシェア率、の統計はとれるものなのでしょうか。

残念ながら、

とれるけど、正確にはとれない。あくまでも参考。

が正解です。

統計というもの、そしてシェア率に関しては、集計環境に大きく左右されます。要は、サンプル数が多いほど標準には近付く、と言うことはできると思いますが、それも地域で異なったりしますし、該当するサイトが「一般向け」なのか「業界向け」なのかでも、異なります。アンケートをとったとしても、そもそもそういったアンケートに答える人は、パソコンに詳しい人、かもしれません。

 

最近のアクセス解析では、アクセスした(そのサイトを訪れた)人のパソコン環境まで判別できますので、どのブラウザでアクセスしたかは集計できます。そこから統計がとれます。

インターネットで調べて得られるブラウザのシェア率は、ほぼこの方式でした。自社サイトで分析もしくはアンケート方式で集計したものとして、紹介されています。

米国ですが、集計方式とアンケート方式でシェア率を取り続けて公開している団体もあります。

http://marketshare.hitslink.com/report.aspx?qprid=0

 

超一般向けのサイトであれば、IEのシェア率が9割を超えても不思議はなく、IT業界向けのサイトであれば、FFのシェア率が伸びるでしょう(それでもIEを超えることはないと思いますが)。

FFはサイトの構造を確認するのに非常に便利ですし、機能が追加されていきますので、ちょっとクセはありますが、使い方を覚えると、オンデマンドなブラウザになりやすく、自分は重宝しています。

あとは相性です。
基本的には、自分が使いやすいと思うものを選べばそれでいいと思います。

サイトの構造を知ったところで無意味な方が、わざわざFFを使う必要は特にないのは当然ですし、Webサイトを見ることが目的の人が、パソコンに最初から入っているIEをそのまま使うことに、何の不思議もありません。むしろ、そうでない方がおかしいとすら思います。

下記は、当サイト、つまりWebコンサルタント.jpのブラウザ使用率の統計です。

access02.jpg

IEが7割を超えているようなので、IEだけでバージョン分けしてみましょう。

access01.jpg

当サイトにアクセスしている方々の中で、一番使われているブラウザは、

Internet Explorer6

ということになります。

 

よって、この状況から予測される状況としては、

IEのシェア率が高い

パソコンを買い替えるか、パソコンをしっかり整備していないとIE7にはならないため、デフォルトのままパソコンを使用されている方が多い。

当社のお客様になり得る人はWebのプロではない可能性の方が高い(そもそもですが)

IT用語に精通している方はそれほどいない

説明が大きなお世話になることはないだろう

この仮定に基づいて、私は「ブラウザとは?」を説明した、という理論が成り立つ訳です。
(実際には、当社として必要なブラウザシェア率のマーケティングはとれているので、最初からそうなってますが)

 

Webサイトを作る場合には、サイト自体の能力や完成度以外にも、このような環境情報も考慮しておく必要があります。

今回の場合は、「使用されているブラウザの割合からコンテンツ内容を決めた」と言うことができますが、もちろん、ブラウザの割合だけで結論を出している訳ではありません。

サイトを作る時に、考えなければならないひとつの要因、ディレクターが考慮しておく内容であることだけは間違いないのですが、ブラウザのシェア率を常に追い続けなければならない理由は、もっと他にあるのです。

 

ブラウザのシェア率の変動によって、Webサイトの作り方が変わってくるかもしれないから。

 

【編集担当:吉田】

Webマーケティング