最適で最強なレコメンド!?株式会社TSUTAYAが行う1to1マーケティング

投稿者:Webマーケティング部

2017/05/10 10:25

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こんにちは、マーケターのAsamiです。

今年のGWは5月1,2日をお休みしたら、9連休になりましたね。
私は、なっなっなんと9連休を頂きまして、地元の大阪に帰省しておりました!!
特にこれと言って何かしたわけではありませんが、友人と会ったり、
ガンバ大阪の試合を観戦しに行ったり、ゴルフしたりと楽しい9日間を過ごすことが出来ました。

さて、2017年4月20日(木)にアナリティクスサミット2017「意思決定への顧客分析」が、ベルサール汐留で開催されました。今年もこのイベントにスタッフとして参加させて頂きました。

このアナリティクスサミットで行われた講演会は以下の通りになります。
1. キリン株式会社「キリンブランドのファンづくりとデータマネジメント」
2. 株式会社LIFULL「アナリティクスとデータで事業を加速させる」
3. 株式会社イー・エージェンシー「ウェブ接客・パーソナライズによる
高価値ユーザー囲い込み戦略」
4. 株式会社TSUTAYA「TSUTAYA 1to1マーケティングの推進
~データとUX、2つの視点で行う意思決定~」
5. 株式会社ビズリーチ「”One Bizreach” 組織を超えて実現するデータドリブンなグロース戦略」
6. 株式会社Ptmind「データが繋げるTeam Building ~ データを全ての働く社員へ ~」
7. オイシックス株式会社「『事業を成長させる指標』と『事業をダメにする指標』」
8. アクサダイレクト生命保険株式会社「個客データで決断するアクサダイレクト生命の
カスタマージャーニー戦略」

今回は、株式会社TSUTAYA「TSUTAYA 1to1マーケティングの推進 ~データとUX、2つの視点で行う意思決定~」をご紹介させて頂きたいと思います。
第2弾の『キリン株式会社が実施する「既存マーケティングへのデジタルの融合」』はこちら。

目次

1. アナリティクスサミット2017とは?
2. 株式会社TSUTAYA「TSUTAYA 1to1マーケティングの推進
~データとUX、2つの視点で行う意思決定~」
3. 最後に

1.アナリティクスサミット2017とは?

アナリティクスクサミットに関しては、「アナリティクスサミット2016にスタッフとして参加しました!!」を御覧ください。

今回の2017年度のテーマは、このようになっています。
企業の現場でデータ分析に携わる方向けのイベント「アナリティクスサミット2017」。

今年のテーマは「意思決定への顧客分析」です。今年はマーケティング部門、データ分析部門の経営層から現場の方々まで、それぞれの立場からご登壇いただき、生の声をお伝えしていきます。
モバイル増加でマルチプラットフォーム化する中、「顧客」データをどう捉え、意思決定に活かしていくのか? データ統合、クロスデバイス、CRMデータとの連携、マーケティング・オートメーション、UXの改善など様々な取り組みをご紹介していきます。
アナリティクスが本格化する中、本音のビジネス事例を共有し、今後の方向性をご一緒に考える丸1日のイベントです。

参照:http://a2i.jp/activity/summit/19771/

2.「TSUTAYA 1to1マーケティングの推進 ~データとUX、2つの視点で行う意思決定~」

株式会社TSUTAYA UX・MDカンパニー サービス基盤推進ユニット ユニット長 大畠 崇央 氏が「最適なレコメンド」に関してお話頂きました。

現在、TSUTAYAでは年間11万作品の新作が出ています。これだけでも、多いと思ってしまいますが、なんと全作品を合わせると、1000万作品を超えているそうです。こんな大量の作品の中から、顧客が望むものをどのように提案していけばいいのか難しいかと思います。

そこで、TSUTAYAのT-siteでは、T-cardの情報からオススメのサイトにカスタマイズされるようになっています。「誰が」「いつどこで」「何を」「購買・レンタルしたのか」の現在6233万人のユニークユーザー数を保有する統合データベースとプライベートDMP(PDMP)を合わせて1to1マーケティングを進めています。

例えば、ユーザーが「AKB48」と検索すれば、T-site上にAKB48に関する作品を自動LPO(Landing Page Optimization)によって、レコメンドすることで、CTRが2倍CVRが14倍になったそうです。

また、ペルソナではなく実在の顧客の行動を分析してどんな作品をレコメンドするのかを決めています。

例えば、「千葉県出身の40代男性」という括りのペルソナではなく、「ホームアローンを観た人」は他にどんな作品を観ているのかを分析してレコメンドしています。

それから、「AIによってお勧めされた映画」と「購買履歴によってお勧めされた映画」と「映画好きの人がお勧めした映画」だと
「映画好きの人がお勧めした映画」>「購買履歴によってお勧めされた映画」>「AIによってお勧めされた映画」の順で購買・レンタルの結果に至ったそうです。

まだまだAIよりも、人がお勧めした作品の方が、ユーザーは好む傾向があるんですね。

株式会社TSUTAYAは、このようなデータベースと実際の顧客の購買履歴を元に、1to1マーケティングを推進しています。

講演の内容も然ることながら大畠様のプレゼンテーション能力には毎回感服しています。ただ単に行った施策を発表するだけではなく、受講者がその講演に参加出来るような内容になっており、受講者の心を掴んでプレゼンテーションが進んでいくので、みなさん聴き入っていました。

それから話し方も、単純に用意されたプレゼンテーションを読んで発表するわけでなく、受講者に対して質問してみたり、強調するところと「間」をうまい具合に使い分けて話していました。

3.最後に

これで、「最適で最強なレコメンド!?株式会社TSUTAYAが行う1to1マーケティング」についてご理解頂けましたでしょうか?a2iにご興味のある方は、コチラをご覧下さい。

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これからも、このブログを読んで頂ければ嬉しいです。
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